ヒマラヤでは冬よりも夏に大雪が降る
雪は冬に降るもの・・・それが常識ですよね。
しかし、世界の屋根ヒマラヤ山脈では、これが非常識になるのです。
それは、氷河の成長を見てもわかります。
アルプス山脈など欧米の氷河では、冬に雪が積もって成長していきます。
ところが、ヒマラヤの氷河は夏に成長する「夏雪型氷河」なのです。
いったいどうして、ヒマラヤでは夏に雪が降るのか?
その秘密は、この地帯一帯を吹き抜ける季節風と、その季節風に大山脈が立ちふさがるという地理的条件にあります。
この地域では、夏になると、インド洋から水蒸気をたっぷりふくんだ季節風が吹き上げてきます。
この風がインド上空を通ってヒマラヤ山脈にぶつかり、たっぷり湿気をふくんだまま一気に冷やされて、大量の雪を降らせるのです。
日本の冬、日本海側で大雪が降るのと同じ理屈ですね。
