ヒマラヤでは冬よりも夏に大雪が降る その2
また、このヒマラヤの夏雪と日本の梅雨は、兄弟のような関係にあります。
梅雨前線は、北の冷たい大陸性気団、南の暖かいモンスーン気団がぶつかることでできます。
夏になると、インド洋が生み出した湿った暖かい空気が、東南アジアを経て日本にまで流れ込んできますね。
この季節風が、日本に梅雨前線をつくり出す気団の片割れとなるわけです。
近年では、地球温暖化の影響がさまざまな分野で懸念されていますが、ヒマラヤの氷河も無関係ではありません。
地球の気温が上がれば、夏に降る雪は雨に変わりやすくなります。
そうなれば氷河の成長にも当然影響します。
温暖化が溶かしているのは南極の氷だけではないのです。
むろん、ヒマラヤの氷河が溶け出せば、その下流にあるバングラデシュのようなデルタ地帯は、大洪水に見舞われることになります。