砂漠で意外に洪水の被害が多いのは何故か
「砂漠を旅する途中で亡くなった」
と聞けば、渇きに苦しむ痛ましい姿を思い浮かべるのが普通ですが、実際には砂漠では、水不足で死ぬ人よりも"水に溺れて死ぬ人"のほうが多いくらいだといいます。
砂漠の降水量といえば、せいぜい年間20~30ミリ程度。
一度に降ったとしても、たいした量ではないです。
それなのに、どうして溺れてしまうのか?
砂漠には、雨がほとんど降りません。
だから、たまに雨が降ったとしても、砂漠の砂は乾ききって固くしまり、急には水を吸い込まないのです。
そこで、降った雨は低地に向かって、一気に流れ出します。
この水が、地面に吸い込まれることなく、延々と砂漠を流れ、そのうちもっとも低い場所でいくつもの流れが集まって急流となって走り出すのです。
キャラバン隊などの旅人は、これにのまれてしまうのです。
