国内に抱える矛盾 3
「中国人は長い間、矛盾を無視することに慣れているからです。
彼らは矛盾に気づかないブリをすることができるのです」。
・・・一方、ソ連科学アカデミーの博士は、ソ連の実情を踏まえながらいまの中国の現状を批判していました。
「郡小平の苦しみは、ほかの多くの指導者の苦しみと同じです。
中国を袋小路に追い込んだ過去の政治を変革のために拒否したのですが、彼は次の一歩が踏み出せません。
彼は中国共産党の独裁を拒否できず、マルクス主義の原則、あるいは毛沢東の思想からも逃れることができないのです。
ここに政治家としての彼の苦悩があるのです。
なぜなら中国を改革し中国の近代化を実現するのはマルクス主義、毛沢東の思想から離れて初めてできることだからです。
新しい道を探さなければいけないのです。
もはやマルクスや、毛沢東を振り返る必要はないのです。
将来を見ること、現在を見ることが大切なのです」。